
英国は、英国陸軍向けに自走榴弾砲RCH 155 72門を取得するため、総額約10億ポンドの契約を締結した。
このシステムは、2023年にウクライナへ供与されたAS90榴弾砲を置き換えるもので、英国による砲兵能力近代化の取り組みの一環となる。
契約では、納入は2028年に開始される予定で、最初の車両は今後10年以内に英国の砲兵連隊へ配備される見通しだ。システムの一部生産と統合作業は英国国内で実施される予定で、英国防衛産業における数百人規模の雇用を支えることが期待されている。
「ドイツとの協力のもと、155mm近接支援砲兵の要求仕様を開発するためにRCH 155を契約段階へ進められたことは、この能力を再構築するうえで最初の重要な節目となる」と、参謀次長のサイモン・ハミルトン中将は述べた。
RCH 155は装輪装甲プラットフォームBoxer 8×8に搭載され、自動化砲塔を備えた155mm砲を使用する。英国防省によると、このシステムは最大70km先の目標に対し、毎分最大8発を発射できる。
同車両の主な特徴の一つは、わずか2人の兵士で運用でき、素早く射撃した後に陣地を変更することで反撃のリスクを低減できる点にある。また、このシステムは時速100kmを超える速度に達することも可能だ。
「RCH 155は、砲兵の火力、安全性、柔軟性を大幅に向上させる。これは現代の砲兵支援に不可欠な要素だ。英国とともに、われわれはNATO内の相互運用性を真剣に受け止め、それを実践に移していることを示している」と、国防相のジョン・ヒーリー氏は述べた。
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