
艦番号34の強襲揚陸艦「湖北(Hubei)」は、2026年5月末に南シナ海で実戦を想定した戦闘訓練に参加した。
この艦艇は、中国人民解放軍海軍の揚陸艦隊群に所属し、南部戦区の指揮下で運用されている。演習期間中には、さまざまな機動訓練や作戦シミュレーションが実施された。
中国軍の公式ポータルサイトが公開した写真によると、湖北は指定された訓練海域へ向かい、戦闘環境での運用を想定した活動を行った。記録された訓練には、模擬目標に対する近接防御システムの射撃、艦載航空作戦、そして艦内での損害対処訓練が含まれている。

乗組員は艦内損害対処訓練の様子も撮影された。この手順は、緊急事態において艦艇の作戦能力を維持するために不可欠とされている。別の写真では、水兵たちが戦闘情報センターで防護装備を着用しながら監視任務にあたる姿が確認できる。
訓練には艦載ヘリコプターの運用も含まれていた。Z-8Cヘリコプターが湖北の飛行甲板で離着艦訓練を実施し、夜間機動も行われたことで演習の難度がさらに高められた。

075型は、中国海軍を代表する強襲揚陸艦級の一つであり、上陸作戦、航空支援、戦力投射任務のために部隊、車両、ヘリコプターを輸送するよう設計されている。湖北がこのような演習に参加したことは、中国が戦略的重要地域における水陸両用部隊の即応態勢強化を重視していることを示している。

南シナ海は軍事・商業の両面で極めて重要な地域であり、各国軍による哨戒活動や海軍演習が頻繁に行われている。このような状況の中で、南部戦区が実施する訓練は、複雑な海洋環境における統合作戦に備えて海軍戦力を維持・向上させるための中国の取り組みの一環となっている。
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