チェコ企業が新型パトロール車「ヘクター」を発表

ヘクター。写真: X @CSG_HOLDINGヘクター。写真: X @CSG_HOLDING

チェコの企業エクスカリバー・アーミーは、2024年のFuture Forces Forumで最新のパトロール車「ヘクター」を正式に発表しました。

この発表は、エクスカリバー・アーミーを含むチェコスロバキア企業グループがXの公式チャンネルで行いました。 ヘクターは、ウクライナで成功裏に使用されている移動式防空システム「ヴィクター」の改良版です。ヴィクターと同様に、ヘクターは堅牢なトヨタ ランドクルーザー79をベースにしており、険しい地形でも信頼性とパフォーマンスを発揮します。しかし、新型モデルでは大きな進化があり、スペイン企業Escribanoが開発した「ガーディアン1.5 RCWS」リモートコントロール戦闘モジュールが搭載されています。
この戦闘モジュールには強力な12.7mm M2ブラウニング機関銃が装備されており、日中は14km、夜間は10kmの距離で目標を検知できる光電システムを搭載しています。このシステムは、ウクライナの近代化された装甲車両(M113やSBA Kozak-5など)にも使用されており、効率と多機能性が向上しています。

ヘクターの内部には、武器コンパートメントの下に、予備のバレル、弾薬、スペアパーツ、またはクルーの装備品を保管するための追加スペースがあります。車両の乗員は2名で、運転手と、助手席に配置された武器ステーションのオペレーターで構成されています。

操作性の高さ、シンプルさ、そして強力な武装を兼ね備えたヘクターは、国境警備、偵察、さらにはC-UASシステム(無人航空機対策システム)の一部として理想的です。

この発表により、エクスカリバー・アーミーは、現代の戦争の課題に対処するための効率的で先進的な軍事ソリューションの主要供給者としての地位をさらに強固なものにしました。

出典と画像: X @CSG_HOLDING – mil.in.ua

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